◆ダンスを始めたきっかけ

幼い頃から家族とのドライブでは常に音楽がかかっていました。オフコースやスピッツ、当時を代表するさまざまなJ-POPアーティストはもちろん、洋楽もたくさん流れていた中で、マイケル・ジャクソンは群を抜いて存在感があったことを覚えています。人格が一番形成されるであろう中学校2年生のときにそのマイケル本人が亡くなるという出来事もあり、それまで本格的に聞いてこなかったマイケルの音楽カルチャーにどんどんハマっていきました。部活動に専念する傍ら目立ちたがり屋の僕は「学校の廊下でムーンウォークなんてできたらみんなすごいって言ってくれるかな…」という安易な考えのもと、後ろに下がるムーンウォーク、横に移動するムーンウォーク、その場で回るムーンウォークなど、目で見たものをコピーすることに楽しさを覚え、どんどんできるようにしていくのが当時の趣味でした。さまざまな動きの前後にあったのがダンスの振付。マイケル本人の動きもたくさん見ましたが、彼のすぐ後ろでキレッキレに踊る人たちの存在に圧倒され、マイケルの真似よりもバックダンサーの彼らの気持ちになってダンスのコピーをするようになったのが、ダンスにハマるきっかけだったと思います。

テレビ前で必死にコピーする中学時代のSei-Chan

コピー大好き人間だった僕は、中学校3年の夏にさらなる楽しみを覚えます。当時所属していたボーイスカウトが主催するジャンボリーと呼ばれる世界規模のサマーキャンプに参加した時、ふと誰かが流していたマイケルの曲に合わせて僕は突然踊りだし、気づいたら僕の周りに人だかりができていたのです。その人だかりの中にいろいろな国から参加しているボーイスカウトの人たちを見て、「家のテレビの前でダンスの真似をしていた小さなことだったものなのに、みんな僕を見てくれている!」という喜びの感覚に、そして「国境を越え、言葉を超えることをしてる!」という楽しさに代わっていったのです。ただそんな当時は本格的にダンスをするとは思わず。。。

本格的に僕がダンスを始めたのは16歳。高校1年生。高校の文化祭で友達と出し物でダンスを踊ることになり、遊びの延長だとはいえ、自分たちで内容を考えて人に見てもらうことの楽しさをここで勉強します。前ページに書いた通り、当時はバスケに没頭していた僕でしたが、ダンスをすることで自分のことをもっとみんなに見せられるし、より周りの人のことも見れるようになるんじゃないか、と思った僕は入部半年で退部届を出します。

ただ、何をするにしても、自分の練習量に応じて結果がついてくるとわかっていた(つもりでいた)ので、ダンスでも真面目に取り組めば何か先が見えてくるだろうとダンススタジオに通う決意を固めたのでした。

初めて通ったのは原宿にあるダンススタジオ。何から始めたらよいのかわからず、そこから約1年半ほどヒップホップダンスを習います。それまでは見たものをただコピーして遊んでいた僕の頭の中に、「基礎はこれで、この練習をしたらできるようになる」と、レッスンを受けることで情報がしっかり入ってくるようになったので、僕は水を得た魚のように楽しく踊り始めることができました。そのプロセスの中でケント・モリさんというダンサーの存在を知り、彼の自叙伝に出てくる”はむつんサーブ”というダンサーにたどり着くことになります。。。

ダンスを始めてからその後に続く→

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